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パパのしごととは

現在我が家はゴミの山となっています。紙くず、空の卵パック、ダンボール、潰された空き缶等々…文字通り本当のゴミたちがリビングの一角に積まれ、その隣には無理に畳まれたマットレスがひとつ。その隣には大量のシーツやカバーが玄関まで続いています。明日には更にマットレスが10個もやってくるらしく、この部屋のどこに置かれるのだろうか…と漠然と考えています。
ひょーさんは空間デザインの仕事をしているので、店舗やイベント会場が仕事場になる時もあれば広告や雑誌といった媒体が仕事場になる時もある。うっとりする素敵なお皿やカゴや植物が家に溢れる時もあれば、ゴミの山とマットレスが溢れる時もある。
空き缶集めを頼まれ近所をまわり、自動販売機横のゴミ箱を漁っている時は「なんでこんなこと…」とため息しか出ませんでしたが、その缶を洗い重めの角材で潰していくひょーさんを見ていたら笑えてきます。なかなか潰れぬスチール缶に体重をかけながら、「ゴミをクリエイションデス」とか言っていました。
花種さんはこんな環境にも慣れたもので、「パパのしごとでしょ」と、畳まれたマットレスの上で平然と読書。彼女の柔軟な対応力を見習って、わたしもマットレス10個重ねて読書でもしてやろーと思います。