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ヤツの再来

打ち合せに行くため駅に向かって自転車を漕ぎながらひょーさんが「なんか耳の横がいたいんだよねえ」と不思議そうにつぶやく午後。潜伏期間が2週間くらいということ(花種さんのオタフク発症から調度そのくらい)や、ひょーさんがオタフクをやったか定かじゃないことを考えわたしが「…オタフク?」と口に出した瞬間から「え、うそ!うそうそ」と慌て出し、駅に着いた頃には「具合わるい、なんか具合わるい」と、繰り返すひょーさん。オタフクにしたって体調悪化が急激すぎる。病は気からって言葉を体現する男がここにいる、と思いつつ頼まれた水をキオスクで購入して振り返ると、被っていた帽子を床に落とした顔面蒼白の夫がそこに…。「一瞬気絶してたよ僕」とな。
恐れるあまり貧血を起こしたひょーさんを、「オタフクだとしてもそんな急激に腫れ上がったりしないし落ち着きなよ」と励まし(?)病院に行ってもらうことに。打ち合せ、わたし一人に変更させてもらってしまって申し訳なかったです。
病院にいったものの、結局様子を見るしかないということで、腫れるのか腫れないのか、熱は出るのか出ないのか、恐怖のカウントダウン。「あ〜、これ絶対熱出てる!」と言って計ること3度、無事36度台をキープする自分にイマイチ自信が持てなくなったのか「これ想像妊娠みたいなことだったら僕どーしよう」と逆に心配?になってきた夜、頬が腫れてきたので我が家にオタフク再来、決定みたいです…。