k_124

お月見よ

十五夜。曇ってるから花種さん作のお月さんでお月見。だけどお団子作る元気ない…と思っていたら花種さんは保育園で作ったらしい。「みたァらし、きなァこ、あァんこ」と作って食べたと巻き舌で教えてくれまして。じゃあ家では作らんでいっか!と気楽になった母…。数年前は、季節の行事は意地でもやらなきゃって強い義務感があって、手間暇かけて手作りで子供と取り組むのが「いいお母さん」だって。「いいお母さん」したいって気持ちが強過ぎて。理想と虚勢と現実の間でぐらぐらして、自分を責めることも多かったし、家族にもそれを押し付けてたよなあと思う。去年の十五夜、お団子作れなかった自分にガッカリしてたら近くのコンビニでひょーさんと花種さんが雪見だいふくを買ってきた。雪見だいふくなんて…って思うわたし尻目に、二人は二階の窓の下に椅子並べて月みながら食べよー!って張り切ってて、一緒に眺めながら食べた雪見だいふく、美味しかった。
無理に常に「いいお母さん」しようとするより自分も家族もシアワセになれることってあるって思った。って、これは今年もお団子を作らなかった自分への言い訳だろうか…と書きながら思いつつも。相変わらず「いいお母さん」への憧れはあるけども、フツウに、今の自分と家族の姿を見れるよーになって良かったなあと思う。来年はお団子作れるかしらん。今年もこうして元気でいれること感謝してます。お月様、ご先祖様、ありがとう。