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自転車記念日

花種さんの自転車。補助輪外してなんだかんだとちゃんと練習する時間がないままだったので、本日お昼を食べた後、家の前の道に出てさあやろう!と意気込みつつ、わたしはただ見守るだけ。それでも地面を蹴ってはペダルを漕いで…とみるみる上達していくから「そうそう!あとは漕ぐ漕ぐ漕ぐ~!」と声をかけていたら、ついにその時はやってきたのでした。
風をきって髪をなびかせ自転車漕いでいく花種さんの後ろ姿と振り向いた満面の笑みを、ずっと忘れないと思う。「やった!やったー!」と拍手してたら、ちょうど庭に出ていたお隣さんも目一杯の拍手をくれた。
その後あっと言う間にカーブも段差も乗りこなせるようになって、スイスイ乗れるようになってて。漕ぎ出す時のガニ股も力が入りすぎて上がった肩も静かに興奮してる表情も。きっとはじめての今日一日だけの姿だったんだなあ。あの姿を何度も何度も思い返して、こころの底に焼きつけときたい。