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満月の夜に

満月の夜にひょーさんとのちいさーーーい意識の差にイライラするわたし。満月の夜に「これが最後。ありがとう。」とアレッポからメッセージを発信する女の子。同じ夜の下でどうしてこんなことが。と憤ってもかなしんでもできることはなにもなく鼻の奥がつーんとなる。こんなに平和なふとんの中に寝転がってわたしはせめてイライラするのをやめようじゃないかい、と思う。相手が同じ方向を見てないと腹立たしいっていうのは自分の傲慢そのもの、とわかっているつもりでもイライラっとする時に、認められる方を探してジッと黙り考えて。そして自分を省みて。
遠い国の暴力に対しては正しい風味なことを言えても、自分のささいな感情を抑えることは難しいなんて矛盾してるわね。こんな夜こそ自分と向き合う相手との、ちいさな平和と理解と協力を築く努力をする必要があるわよね。と思って心がシンとした。