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カンガルーのおしっこ

夕食時。
わたしが少しでもひょーさんに感謝的な発言をすると「パパだけなんで褒められるのー!」と本気泣きする花種さん。そして「ママが食べさせてー!」と要求してくる花種さん。樹根くんを抱っこしつつ花種さんの口にゴハン運んでると、いち早く食事を終えたひょーさんがこっそり買って冷蔵庫にしまってたレモンの炭酸飲料を自分のコップに入れて持ってきた。なんで今持ってくんのよ、とわたしが睨みきかせるより早く、眼ざとく「パパ何それ?!」と叫ぶ花種さん。「薬だよ、いやお酒だよ、いや薬だよ!」と焦るひょーさん。「絶対うそ!ちょっと飲ませてみな!」とグイグイ寄ってコップを奪いとろうとする花種さん。阻止しようと真剣な顔で「本当に飲んで後悔しないのね?!これ、おしっこだよ!カンガルーのおしっこだよ!」というひょーさん。
本当にカンガルーのおしっこだったとして、それを飲もうとしてた自分について一体どうやって説明するつもりなのか…。
穏やかで静かな夕食に憧れております。