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割れたたまご

花種さんが学校で作ってきたイースターの卵。「中から小人が生まれてくるんだって!」と、とても嬉しそうに帽子で温めていたのに、わたしとしたことが帽子を落として卵が一部割れまして。そりゃあ怒られ泣かれ、平謝りしても怒られ泣かれ「だってママに帽子もたせるから〜。大事なものは自分でちゃんと持ってよ〜」と言い訳しても怒られ泣かれ。はあ困った…と思っていたら「…許さない。たんぽぽでゼリー作ってくれなきゃ許さない」と恨めしい顔で言うので。たんぽぽゼリーを作ることに。(たんぽぽで色をとってレモンとハチミツで味付けるゼリーを本で読み作りたがっていた…ちょっとめんどくさかったのでかわしていた…)そんで作ってお喜びだったからよかったんだけども、その後も夕飯前にヨーグルト食べたいとか折紙したいとか要求されて「あとでね」ってわたしが言うたび「…ああ…たねちゃんのたまご…小人さんが出てくるはずだったのに…」と恨めし顏で目に涙をためて言われるので「あああぁぁ」となってヨーグルトを出し折紙をするはめに。脅しだ…!部屋に飾ってある割れたたまごを見るたびに、あと何日脅しが続くのか…おそろしい…。