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アヤフヤな世界

花種さん、夏休みの宿題は絵日記。あとは日記の横に好きな漢字と好きな計算を一日2つずつ書くこと。日記なので日付と曜日を書くわけですが、様子をみてると彼女の中でまだ日付とか曜日の概念はかなりアヤフヤな様子。ちなみに時計の読み方もまだ学校で習っていない(2年生の教室にはまだ時計がない!)ので時間の概念もアヤフヤ。

なのでちょっと涼しい風が吹くと「秋か〜」とかお腹がすいてなければ18時でも「昼なのになんで夕飯?!」とか(今は陽が長いですしね)笑っちゃうんですけど、お腹の空き具合とか空の色とか空気の気配とか、自分の感覚で世界をとらえてる彼女のことがなんだか羨ましくもある。

言葉とか時間とかそーいうものってとっても便利だから、そこに頼ると感覚を澄まさなくても生活できるわけだけども。逆にいえば自分の感覚を頼りに生きられる時間ってとっても短いんだよなあって思う。花種さんが今見てる、アヤフヤな世界がアヤフヤなままなのは、きっとあとちょっとなわけで。今は存分にアヤフヤを感じて、楽しんでほしいわあ。