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時にからめとられてしまっても

終戦記念日。そういえば先日花種さんが図書館で蛍の墓の絵本を友達と見て、空襲のページが怖くて本がめくれなくなったと言っていた。そして「あれって本当の話?」と聞くので「本当の話だよ」というと衝撃を受けていた彼女。もう7歳になって世界のいろいろなことに触れている。「でも、もうあんなことは起こってないもんね」というので「今も戦争が起きてる国はいっぱいあるよ。ああやって死んじゃっている人は今も沢山いるの」というと、落ち着かない様子。悪者にはバチがあたって、助けてくれる人が現れて、悲しい思いをした子達はみんな助かって、メデタシメデタシ!!ってなことでは済まないようなんですよ、この世界って…。「なんで?そんなのだめなことじゃん」って、そうなのよ。

戦争はだめってみんな言うけど、なのになんでなくならないんだろうね。なんで?!って思うことってこの世界に本当にたくさんたくさんあるわけで。

もう7歳だから「大丈夫だよ」とは言わないよ。

怒りとか悲しみとか不安に時にからめとられてしまっても、なんで?って、考え続けることがきっととても大切なことだと思うから、そのなんで?をこれからもずっと考えていくしかないと思う。わたしも、娘も。