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なにもしないより、したい

石油まみれの鳥たちのニュースを見たのは湾岸戦争の時だから多分6歳くらい。眠れなかったのをおぼえている。「はだしのゲン」を読んだのは10歳くらい。「チェルノブイリの少年たち」を読んだのは12歳くらい。いずれも眠れなくなったけど、あの怖さとか悲しさとか全身で受けた衝撃は今のわたしに少なからず影響していると思う。

オーストラリアの火災の被害、コアラやカンガルーやたくさんの動物たちも数え切れないくらい死んでしまったことを、花種さんに話してみた。テレビがないから子どもたちは世の中で起きてることにあまり触れてない。(テレビで火災についてどれくらい扱われているかはわからないけど)言葉だけじゃあ…と思って海外のニュースサイトの映像も見せてみた。オーストラリアは花種さんのお友達が暮らしている場所でもある。お友達家族は無事だけど、大変な状況であることにかわりはない。

花種さんと、そのお友達にもらったコアラの人形を見ながらサイトから募金をした。募金くらいしかできることが浮かばなかったから。ちょっと募金をしたからといって火災は止められないけど、なにもしないより、したい。なにかを。