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クリスマスの前に

クリスマスが近づいてきて、子どもたちの目がギランギランしてサンタさん、じいじばあば、親戚のおばさん…にもらうプレゼントのことばかり考えているような様子を見ていると「これでいいのかしら?」と毎年思ってしまう。クリスマスの幸せ=プレゼントいっぱい!=モノ!!が幸せ!!って、もちろんそれだけじゃなくて、みんなでお祝いしたり食卓を囲んだりその空気とともにあってこその喜びなんだろうけど、結局もらうおもちゃは一年遊び倒したらあきてしまっているとも思うし。

この気候危機迫る問題山積み不平等な世界を思うと、どう考えてもこの感じはおかしいというか、続けていけないことを今もしている気がする…。かといって子どもたちの「クリスマス」の期待や楽しみのかたちを突然変える提案もできず…。という煮え切らないわたしに友人からすてきな提案が。

山の上にテーブルとか飲み物とかお菓子とか焚き火とか、集まったみんなでほぼ即席でもちより作って、一緒に過ごした日曜日の午後。

おしゃべりして、子どもたちは走り回って、お互いの幸せなクリスマスを願って、乾杯した。ものすごく寒くて、一瞬で暮れていく夕暮れはきれいで、山の空気がピンと痛くて、火が熱くて、世界はすぐにまっっくらになって。

なんていうか心の中に、こういう時間をぽとんぽとんと落としていくことをこれからたくさんしていきたいって思った。クリスマスの前に、今日という時間を過ごせて、よかった。