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彼女の固い殻

花種さんを保育園に送りバイバイして去ろうとしたら先生に呼び止められた。
集団生活がなかなか難しい花種さん。家ではわたしが閉口するほど全開な下ネタも、達者なナマイキ発言も、イケイケなダンスも一切見せず、貝のように静からしい。良い方向にも悪い方向にも目立ちたくない、風景の一部でいたい、という意志が固く…。来年の小学校入学に向け、そこをなんとかしたい!と先生。「ちゃんと全部わかってるのにもったいない!自分をだすことを怖がらないでほしい。信じてぶつかってきてほしい。」と、埋もれがちな娘を見ていてくれて、自分を発揮できるようなアプローチについて考えてくださって、涙がでそう。自分を出そう!とか言うのは簡単でも出来ないものは出来ないよねえって、葛藤しながら毎日頑張ってる姿を見ていて思う。
でも先生待ってくれているよ。その殻を破って一度顔を出してみたら案外楽しいかもよって、思うんだけどなあ。