吸い込むんだ
昨日の深夜に車で三重を出発し、中村家3名+じいじばあばの総勢5名で鳥取に出発。明け方に鳥取は大山に到着しました。家族と一年誌「家族」の第1号で取材させてもらった谷本一家の住む森へ。
長期取材に訪れた2年前の夏。創刊後のイベントで再びやってきた去年の夏。そして3年目の今年、初めてただただ遊びにやってきた。少しずつ、でもどんどんと形を変えているこの森での生活。笑顔で迎えてくれて、こうして再会できるしあわせ。セミを捕まえ、カミキリ虫を捕まえ、クワガタを見つけ、おいしいごはんを一緒に食べて、星を見上げて。この3年でわたしたち家族の関係も生活もずいぶん変わったし、明るい方へ向かう変化だったし、それは谷本一家と出会ったおかげでもあるって思う。ほんとうに。「鳥取って国は星がいっぱいだね。このいっぱいの星はどうして青くひかってるんだろう」ごろんと寝っ転がって花種さんが笑いながら言った。この夜の気配をいっぱいいっぱいにいっぱいに吸い込むんだ。