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じゆう

鳥取・大山から三重へ戻ってきました。ひょーさんは鳥取から東京へ一人飛行機で戻りましたが、花種さんとわたしの夏休みはもうちょっと続きます。最近大人についてよく話題にする花種さん。「◯◯くんはおとななの?」とか「いつになったらおとなになれるの?」とか。そして「おとなはじゆうでいいなあ」と言います。自由ってなんだと思っているんでしょかね。
花種さんは今日突如として自力で絵本を読みだしました。一字一字声に出し、ゆっくりゆっくり、すごい集中力で文字を自分のものにしていった。そしたら道の看板とか袋とか、身の回りにあるものの文字もどんどん読み出して、きっと彼女にとって今日は世界の姿が変わった日。そして、少しの自由を手にいれた日。
心から望むこと。立ちふさがるものを越えて、自分の世界をちょっとずつ、望んだように変えること。それが自由、なんじゃないかなと思っています。
大山の森で夏の日差しを浴びながら、わたしの、家族のこれからを想像した。望むものは見えているから、あとはどうやって越えるかを。自由。それを獲得したいから、今がんばらねばならぬと感じてます。