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落し物番長

花種さんは忘れ物番長なのですが、落し物番長でもあります。
今まで大事なもの数々を落しまくってきた彼女の6年間。ばあばにもらったケーセンのうさぎのぬいぐるみも、初めて買ったチェックのリュックも、パパにもらった小さいハムスターの人形も、あげたらきりがない落としてしまったあれやこれ。こちらとしても注意を払っているつもりで5回に3回は落としものになるだろう瞬間を察知し「おいおーい!」と声をかけるのですが、5回に2回は見逃してしまうのよ…。なので「あ~ぁ~…」と深いため息をつくのが割と日課に組み込まれているとはいえ、時にわたしも心から落ち込んだり「もう!大事に出来ないから何も種ちゃんには買ってあげたくない!」と怒っちゃったりします。
今日は幼馴染の2歳年上のお友達と半日楽しく遊んだ別れ際、交換日記を始めることとなり、ノートを一冊購入。お友達が先に色鉛筆を使って書いてくれたページを帰り道でも何度も何度も何度も何度も見返していた花種さん。何度も何度も何度も何度もカバンから出し入れした結果、家に帰ってみたらノート、なかったよね…。多分、バスだよね…。と、早速バス会社に連絡しつつ、出てこなかったらと考えると胸が痛い母です。本人ももちろん胸を痛めた様子で、すぐにお友達にお手紙を書いていて

ごめんね たねちゃん おやくそくのひみつの こうたいするのおと ばすにおいてきちゃった
ほんとにごめんね

手紙を読んでますます胸が痛む母です…。出てくるといいなあ〜…。