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ラベンダー色

この数年のひょーさんの悩みとして服がナイ。というのがあります。服がない、というより希望の服を買う余力が家庭の懐にナイ、といいますか…。服ならなんでもいーってわけでもなく、それなりに長く着れて自分が気持ち良くいられるものを買いたいという希望がある故に、セールの時期しかあんまり服を見に行けない。だけど買いたい服はあんまりセールもやってない。と、いうわけでクローゼットには5年10年着倒している馴染みの面々が並んでおります。大事に大事に着ているんだねえ、と思われるかもしれませんがデイリーにガンガンと着ているので上質だった筈の生地もヨレ、色も褪せ。みすぼらしーのは嫌なので、気に入ったパンツは自分で染め直したりしているひょーさん。いじらしいですね。
昨日は早朝から現場の仕事で、わたしが眠る時間にはまだ帰宅しておらず、深夜に目をさますとストーブ前の床で作り置きしてた夕飯を食べかけながら気絶しておったひょーさん。いじらしいですね。
起こすと「ああ…記憶がない。いつ寝たのか記憶がない…」と呟きながらパジャマになんとか着替えていたひょーさんが、寝ぼけたまま洗濯物に突っ込んだ自作染めしたパンツが色落ちしたおかげで、本日洗濯物がもれなく全部ラベンダー色に。樹根の肌着も新しいオーガニックコットンのタオルもヨダレかけも全部全部ラベンダー色に。ドリーミーですね。
色落ちしないパンツをはける大人になろう、今年こそ。と勝手にこんなこと言っている呑気な妻が昨秋展示会でオーダーした洋服がもうすぐ届くことを…ここに告白しておきます…。