長きに渡る花種さんとのこじれた時間（思春期反抗期のややこしさ凄まじい）は、目の前の憎ったらしい顔しかしない娘のムコウに、小さな頃の姿を思い浮かべてなんとかかんとか堪える日々…。だったので、こんな中に赤ちゃんなんてやってきたら、ますます花種さんのこと可愛く思えなくなっちゃうんじゃなかろうか…と正直不安だったのですが、不思議なものでね。

実芽が可愛くて可愛くてって思ってね、そしたら花種さんのことも、またすごく可愛く思えるのです。実芽も花種も樹根もみんなカワイくて母は今、しあわせでございます。